この日は尾瀬をぐるりと縦走してきました。
鳩待峠 → 牛首 → ヨッピ橋 → 東電小屋 → 見晴 → 白砂峠 → 沼尻 → 大江湿原 → 三平下 → 大清水
【鳩待峠へ】
戸倉の駐車場に5:30に到着したのですが、今年は少し遅いのか、
朝のバスとタクシーがBパターン運行で始発は6:30でした。
思わぬところで1時間ロスしてしまい、ゆっくりめのスタートとなりました。
毎年タクシーは早めに動いているのですが、今年は様子が違いました。
鳩待峠に着いて歩き始めると、木道に雪がまったくなく驚きました。こんなのは初めてです。
時間ロスを取り戻そうと、山ノ鼻へ向かいます。
【テンマ沢〜牛首】
テンマ沢の水芭蕉はちょうど見頃でした。 気温は夏のように高かったのですが、
湿原は雪融け直後の雰囲気で、ほかの花はまだ控えめでした。
【原の川上橋〜牛首】
原の川上橋周辺は草がまだ伸びきらず、落ち着いた初夏の景色が広がっていました。
・ヤチヤナギが多い
・ショウジョウバカマやタテヤマリンドウがところどころに
・ヒメシャクナゲとワタスゲは蕾が多め
・湿原にはアカハライモリがたくさん泳いでいました
【牛首〜ヨッピ橋】
牛首からヨッピ橋までは、花も人も少なく、湿原の静けさをゆっくり味わえる区間でした。
その中で、東電大橋手前だけは例年通りの水芭蕉の群生が見られ、白い花が風に揺れていました。
【大江湿原】
今年は霜の影響が大きかったようで、水芭蕉は小さいうちに凍傷のようになり、
茶色くなっているものが多く見られました。
大江湿原全体もまだ花が少なく、長蔵小屋へ向かう山側の群生地も霜の影響を受けていました。
【アズマヒキガエルの産卵シーズン】
ちょうどアズマヒキガエルの産卵時期にあたっていたようで、
三平下の手前の木道沿いには、たくさんのカエルが姿を見せていました。
水辺ではあちこちで何組ものカエルが重なり合うようにして産卵行動をしており、
木道のすぐそばでもその様子が見られました。
静かな湿原の中で、思わず足を止めてしまうような珍しい場面に出会えました。
【気温と登山者の様子】
朝は5℃まで冷え込み、防寒具が必要な寒さでしたが、
日中は真夏のような暑さに変わりました。
気温差が大きい一日で、歩いていても体感がめまぐるしく変わるようでした。
水芭蕉がきれいな時期ですが、まだ交通機関や山小屋がシーズン準備中ということもあり、
登山者は少なく、静かな尾瀬をゆっくり歩くことができました。
【登山や季節の見どころのご相談もどうぞ】
花の進み具合やルートの状況は、その年の気候で大きく変わります。
オーナーは日光白根山・尾瀬・戦場ヶ原で登山ガイドを行っていますので、
ルート選びや装備、季節の見どころなど、気になることがあればお気軽にお声がけください。
テンマ沢の水芭蕉
山の鼻から尾瀬ヶ原への入り口
牛首までの木道
アカハライモリ。今の時期は植物が生える前で見やすいです。
東電小屋を過ぎて東電大橋の手前
大江湿原
アズマヒキガエルの産卵
