🌿 丸沼高原のグリーンシーズンを楽しむ
冬はスキー場としておなじみの丸沼高原。
そして夏は高原の避暑地としてさわやかな風と豊かな自然が広がる高原リゾートへと姿を変えます。
ロープウェイで標高2,000mの山頂へとアクセスでき、百名山・日光白根山の登山や、
シラネアオイ・コマクサなどの高山植物を観賞する自然散策もおすすめです。
🚡 標高2,000mへ、空中散歩
日光白根山ロープウェイで山頂へ。
天空のテラスからは、関東以北最高峰・日光白根山をはじめ、百名山の絶景が広がります。
山頂には「天空の足湯」や「天空カフェ」、そしてシラネアオイやコマクサが咲くロックガーデンも。
🌲 自然と遊ぶアクティビティ
🧘♀️ 癒しの時間
センターステーションには「座禅温泉」やモンベルコーナー、カフェスペースも完備。
自然散策路や史跡巡りコースも整備され、静かな時間を過ごすのにもぴったり。
丸沼高原は、空気が澄み渡り、星空がとても美しく見える場所です。
お天気の良い夜には、天の川がくっきりと浮かび上がり、
流れ星が夜空を横切る瞬間に出会えることもあります。
談話室には「星座早見表」をご用意しております。
高原の静けさの中で、星座を探しながら、ゆったりと夜空をお楽しみください。
🌲 丸沼湖畔の自然と歴史を歩く
丸沼ペンション村の有志を中心に設立されたボランティアによって、
大尻沼〜丸沼を結ぶ約4kmの遊歩道が整備されました。
大尻沼から徒歩約5分の場所にあるペンション村の住人たちが、
この美しい湖畔の自然を守りながら、静かなハイキングコースをつくり上げました。
丸沼・大尻沼は、日光白根山の火山噴火による熔岩流が大滝川をせき止めてできた「堰止め湖」です。
そのふたつの湖の間に建設された丸沼ダムは、昭和3年に着工、昭和6年に完成。
水圧を「バットレス構造(扶壁)」で支える耐震理論を用いた、国内初のダムとして知られています。
現在も当時の姿をよく残しており、
平成13年には土木遺産として推奨され、平成15年には発電用ダムとして初めて重要文化財に指定されるという栄誉を得ました。
周囲の自然と美しく調和したその姿は、訪れる人々の心を静かに打ちます。
🌼 若山牧水が歩いた自然の記憶
大正13年、歌人・若山牧水が水源を求めて旅した紀行文『水上紀行』にも、この地の自然が記されています。
唐檜や黒檜の森が今も残り、春にはニリンソウが可憐な白い花を咲かせ、梅雨の合間にはクリンソウの群落や
シャクナゲが彩りを添えます。秋には針葉樹と広葉樹が織りなす紅葉が圧巻で、大正末期に牧水が歩いた頃と変わらない、
手つかずの自然が今も息づいています。
「登り来しこの山あひに沼ありて美しきかも鴨の鳥浮けり」
「沼のへりの石楠花咲かむ水無月にまた見に来むぞ此処の沼見に」
-大正11年10月27日 大尻沼にて 若山牧水-
🌊 吹割の滝と片品渓谷のご案内
吹割の滝は「東洋のナイアガラ」とも称され、国の天然記念物に指定されている名瀑です。
高さ約7m、幅約30mの滝が、奇岩が連なる**片品渓谷(吹割渓谷)**にかかり、
河床を割くように流れる清流が水しぶきを吹き上げる様子から、その名が付けられました。
この滝は、疑灰岩や花崗岩の川床を流れる片品川の清流が、岩質の柔らかい部分を浸食し、多数の割れ目を生じさせたことで、
まるで巨大な岩が吹き割れたような景観を生み出しています。吹割の滝に続く鱒飛びの滝の壮麗な姿、
そして獅子岩と呼ばれる岸壁群の奇景など、片品川が織りなす渓谷美は、他に類を見ない独特の魅力を放っています。
🍃 四季の彩りと渓谷の魅力
尾瀬を源に流れる片品川は、利根川水系の中でも渓谷美の第一級と称され、
鱒飛びの滝・吹割の滝・般若岩・獅子岩など、数十メートルの断崖がそびえ立ちます。
豊かな水量と澄み切った空気が織りなす景観は、四季折々に表情を変えます:
🚶♀️ 散策のご案内
吹割渓谷には遊歩道が整備されており、ぐるりと一周することも可能です。
観瀑台からの眺望は圧巻で、滝の全容と渓谷の広がりを一望できます。
自然の力強さと繊細さが織りなす、唯一無二の景観をぜひご堪能ください。